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男同士の言葉に出来ない何か

スタートレック ビヨンド

→スポック×カーク/船長総受etc...

※ネタバレあり

第3弾ということで、今回もまた楽しみにしていました。ただ、監督がJJではないことに不安はありました。
観終えた感想として、普通に面白かったです。ですが、少し物足りなさを感じました。
JJ帰ってきてくれ!!!!
個人的にJJが好きなのでとても残念です。

無印は「出会い」を描いていて、物語がこれからどう展開していくのかというわくわく感がたまりませんでした。本当に血が沸騰するかと思うくらい面白かったです。何より、カークとスポックという正反対の2人がお互いに認め合う過程がたまりません;;
「こいつ無理」からの「こいつ意外とやるじゃん」がもうしんどすぎてしんどすぎて;;

ITDはカークとスポックの「友情」を描いていてお互いに認め合ってはいるものの見ている方向が違う為になかなか噛み合わない2人が最高でした。カークはスポックを友達だと思っているのに、それがスポックには伝わってないのがまた…また…ね…。
特に最後は何もいうことが出来ないほどの「男2人」でした。
私は夢を見ているじゃないかと思うくらいすごかったです。
あの「長寿と繁栄」はね。
同人誌かな? 同人誌かな? と思いました。
萌え過ぎて胸が痛いわ。

今作は「迷い」を描いていたと私は思います。あと「クルーとの絆」ですかね。カークはあてのない宇宙のキャプテンという立ち位置に対し、スポックは自身の死に直面し今後の未来について悩みを抱えていました。テーマがテーマだっただけに、カークとスポックが常に一緒というわけではなかったのが残念です。悩みは1人で解決するものですから、仕方ないですけどね。
クラールのなれの果ては、カークも歩むかもしれない未来なのだと感じました。貢献したのに見捨てられ、自分の知らぬところでは伝説と言われている。辛いですよ。クラールの復讐心がはっきり描かれていたのは良かったです。
まぁ例え、カークがクラールになってしまう可能性があったとしてもスポックがいる限り大丈夫!!!
だって、最後カークを助けたスポックは完全に白馬に乗った王子さまだった!!!!
そしてカークの殺し文句。
「やっぱりお前がいないと駄目だな」
あ~~~~あ~~~。これはずぶずぶですわ。こんなこと言われちゃ離れられませんわ。
船長ずるい~~。こうやってどれだけの人間を魅了してきたの??
スポック頑張って!!!
あと、お互いの抱えてるものを敢えてさらけ出さなかった出演がたまりませんでした。あ~言わないのか。言わないのか~。たまんねぇなぁ~~。
もう死にそうでした。

「ビヨンド」のサブタイもあっていて良かったです。意味合いとしては「何かを越える」、「向こう」というらしくて2人の心理描写にも合っていたので「は~~~」って感じです。失われし語彙力。

でも1作目と2作目の衝撃が強すぎて私には少し物足りなかったというのが本音です。もっとスポックとカークはいちゃいちゃしていいのよ?

エンターテイメントとしては、とても面白かったです。
これからの展開も凄く楽しみです。