行間を読む

男同士の言葉に出来ない何か

BORDER 衝動

※ネタバレあり

前編・後編ともに、くっっっっっっそ面白かったです。金城先生、お願いだからドラマ「比嘉ミカ」をやって下さい。
後生ですから…後生ですから…。

金城先生が描く強い女性が大好きで、無論「比嘉ミカ」のようなキャラクターは大好きなのですが、「衝動」を観てより好きになりました。富や名声の為ではなく、「自分にしか出来ないことだから」という思いで仕事に打ち込んでいる姿は同性から見ても惚れ惚れします。
本当に好き…花束持って告白したいくらい好きです。
何より、教授に「私は教授より優秀ですから」と告げる場面が大好きで「かっけー!!!」と叫んでしまいました。
絶対に言える立場ではないけど、私も言ってみたいです!!!

物語全体として、「サイコパスやべぇ」という感想につきます。
最初は男子生徒が犯人であるかのような描写をチラつかせ、女子生徒があたかも被害者になりうるであろう存在であるというミスリードを金城先生はしてくれました。
まんまと、騙されましたけどね!!!
まぁ、最高だったんですけど!!! ね!!!
後編にかけて、点と点が線に繋がる瞬間は本当に鳥肌もので興奮が収まりませんでした。だって、誰が女子生徒が男子生徒のことを精神的に支配していると思いますか???
中学生ですよ。「奴隷」ですよ。
もう、本当に金城先生には頭が上がりません!!!
「中学生は純粋である」っていう固定概念を逆手にとって「純粋」を「モンスター」と表現した金城先生…好き…。
人を殺してしまったことに対して、反省も後悔も全くしていない女子生徒があまりに自然ですごかったです。「サイコパス」って、最後には「人を殺したかったんだよっ!!!」みたいな変に振り切れるシーンがあったりするんですけど、この女子生徒は日常会話をするみたいに「殺人動機」を語ってて「は~~~」って言葉しか出ませんでした。
金城先生って、この微妙なラインを描くの最高に上手いですよね。
最後の畳み掛けが最高過ぎて、最高しか言えなかったです。
ごいりょく~。

当初ミカは、石川の恋人として物語の添え物という存在だったらしいのですが、金城先生の采配により検死官・ 比嘉ミカという最高の立ち位置になりました…!!!
ありがとうございます…ありがとうございます。
検死官として死者の声を聞くミカだからこそ、本当に「死者の声」を聞く石川に寄り添うことが出来るのではないかと感じました。

今回の「衝動」は、「女子生徒」の「殺人衝動を押さえられなかった」という意味の「衝動」を指していると思うんですが、私は「ミカ」の「自分が真相を明らかにする」と思いもまた「衝動」なのではないかと思いました。

連ドラにしてくれ、と思うほど本当に面白かったです。
金城先生に感謝!!!
単体SP「衝動」がこんなに面白いなら、「贖罪」はどんだけ面白いのかと考えるだけで死にそうになります。
金城先生~~~~。

「贖罪」、楽しみにしています!!!

最遊記

→三蔵×悟空.八戒×悟空.悟空総受けetc...

原作も過去アニメ作品も全て把握済みなんですけど、私がハマったのがアニメが全て終了してしまった後だったんでタイムリーでアニメが追えることに歓喜しかありませんでした。
現代のぎじゅつってすげー。

ハマりたてのときは、三空以外考えられなくて2人の出会いという名の奇跡にただひたすら萌えていたんですが…最近、八戒と悟空もヤバくないかという思いがこみ上げて来て死にそうです。
三蔵は悟空から絶対的な信頼を寄せられていてそれは三蔵が悟空を孤独から救いだしてくれたという事実から来るものであり、また三蔵も悟空の存在が自身の寄りどころになっているのは確かなんですよ。
初期の段階で、三蔵と悟空は依存関係でどちらか一方が死ねばもう一人も死ぬと言われていたくらいですから…。
は~~~こうしき…。
ですが最近はお互いの立ち位置が「おじいちゃん」と「孫」のような関係になっていて、しっかりとお互いのことを思っているし、尊重しているよっていうのが感じとれるんですよ。
精神的に自立はしたけど、唯一無二にはかわりないんですよ!!!!!!
もう、最高;;

2人の関係が年を経るこどに精神的な繋がりが安定し強くなっていくなか、私が目をつけたのが八戒でした。八戒って、一番良識があって安定してそうなイメージがあるんですけど実はめちゃくちゃ不安定なんですよね。頭がよくて、優しいだけに凄く悩んでしまう性格で三蔵、八戒、悟浄なら八戒が一番ヤンデレになりやすいと思っています。
八戒が悟空に落ちたなって場面は、生命線が短い八戒の手に悟空がペンで書き足したところだと個人的には思っています。悟空が八戒の手に生命線を書き足したときの吹っ切れた顔といったら…。
このとき八戒の中で悟空は「自分ができないことを容易くしてしまうんだろうな」と憧憬に近い思いを抱くようになり、それから成長していく悟空に眩しいものを感じていくんですよ。
たまんねーな!!!!!! おい!!!!!!
三蔵は悟空にとって唯一無二の存在であり、悟浄は兄弟のような親友のような存在であるなか、じゃぁ、自分は悟空にとってどんな存在なんだって考えたとき「母親」のような「頼れるお兄さん」のような存在じゃ嫌だなって現状に不満を感じる八戒がいたら最高だな~~~。

最遊記は、はかけ算よりも足し算の方が好きですね。なので、八戒が悟空に執着している方が好みです。
普段、優しいキャラがキレたり腹黒くなったりするのが好きなので八戒は私の性癖にどんぴしゃなんですよ。あと、受けに救われる攻めと、受けに執着する攻め。
んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん、優しい顔して嫉妬してくれ~~~。
CV石田彰で「それ以上、悟空に近づかないでくれますか。汚いんですよ、アナタ」とか言ってくれないかな~~。

これから原作も大詰めですが、八戒×悟空にワンチャンありますように!!!!!!

ハンニバル

レクター博士×ウィル

→全話視聴済


最近やっとS3を見終えたんですよ…。もう、「えぇぇぇぇ」としか言えないです。
公式からの供給がありすぎて、過剰摂取で死ぬかと思いました。
「公式が同人誌みたいなことしてる???…同人誌が公式??? はて??? 私は何を観ているんだ???」
頭を抱えながらそんな感想を呟きながらドラマを観ていました。
笑える!!!…笑えねぇーよ…。


自閉症スペクトラムの一種として犯罪者の心理や行動に「共感」出来る能力をもっていた、ウィル・グレアムはFBIアカデミーの教師をしていた。本来は捜査官になりたかったが能力の所為で試験をパス出来ず、「教師」としてFBIに籍を置いていた。そんな、ウィルに目を付けたのが行動科学課長のジャック。しかし、ウィルの友人でFBIコンサルタント精神科医アラーナは「ウィルは(危うい為)現場に出すべきではない」と忠告する。ウィルを「危険に晒さない」ことを条件にジャックはウィルを現場に駆り出すのだが、案の定ウィルの負担は計り知れなかった。そんなウィルを気づかいアラーナが信頼している精神科医ハンニバル・レクター博士もまた捜査に加わり、ウィルのカウンセリングも始めることとなる。


これが、大まかなあらすじなんですけどこれがまあ博士がウィルに一目惚れするまでの流れでもあるんですよね。本当におかしい…でも事実なんですよね。
博士は殺人鬼で、しかも殺した遺体をアートのように飾りながら臓器を取り出し食べるサイコパスなんですよ。この時点で、めちゃくちゃヤバい。
そんな博士に目を付けられるウィル!!!
かわいそう;;
ウィルは殺人鬼ではないがその気持ちを理解することが出来る人間ということで博士の気になる存在になっていくんですけど、いつしか友達になりたいと思うようになるんですよ。
「誰も自分を理解出来る人間はいない。けれどウィルは自分と似ていないのに、自分を理解することの出来る唯一の存在」だと執着し始めます。あの手、この手でウィルの精神をかき乱す博士。
一番笑ったのが、博士が刺客を仕向けた癖にウィルが無事で一番喜んでいるのが博士www
草生やすしかないwww
お前なんなんだよ、ってめちゃくちゃ笑いました。
それから、博士はじわじわとウィルを追い詰めウィルを「チェサピークの切り裂き魔」として逮捕させることに成功する。
ここで一旦終了。
全体として、ハンニバル・レクターという存在に恐怖するのがS1のテーマだと私は思っています。


ですが!!!
S2からなんかおかしい…。

博士「ウィル!!! 好き!!! めっちゃ好き!!! 友達になろう!!!」

ウィル「無理です」

博士「そんなこと言わないで!!! 友達になろうよ!!!」

ウィル「死んでも有り得ない」

博士が自分の欲望を隠さなくなり、ウィルの博士に対する辛辣な態度に笑えます。
2人の温度差がやばい。普通、自分を牢屋にぶち込んだ奴と友達になりたいわけがないのに、博士めげないんですよ。
っょぃ!!!
それから、当然ながらウィルは釈放されるんですけど周りも博士が「チェサピークの切り裂き魔」だということに気づき始めるよですよ。
だがしかし!!!
アラーナが博士と寝る。
ウィルがアラーナに好意を寄せていると知っていながら、博士はアラーナと寝る。アラーナが魅力的な女性であることは違いなんですが、博士ぶっちゃけ抱くほど好きじゃねーだろって感想でした。犯人と思われない為にアラーナを取り込んじゃおって感じだし…多分当てつけもあったと思います。
ウィルに対しではなく、アラーナに対して。
「私はウィルを魅力的だと思っている。君は嫌いではないけど、ウィルほどではないよ」って気持ちの表れが「私たちの間にはいつもウィルがいる」だと私は思っています!!!
アラーナにも「あなた達の関係は一体なんなの」って言われる始末。それに対して、博士とウィルは「自分たちは理解しているので口にするまでもない」って感じの台詞をいうんですよ。一人はアラーナに好意を寄せていた男。一人はアラーナと寝た男。なのに、自分は蚊帳の外。意味わかんなくなりますよ。
博士の正体を暴く為にウィルが博士側に寝返ったと思い込ませるんですけど、もう博士ウキウキ。幸せオーラ出過ぎ。笑う。
「一緒に逃げよう」という博士からのプロポーズ。
博士、ウィルのこと愛してる。めちゃくちゃ好きじゃん。
これが伏せんになります。
なんやかんやあっても、ウィルは寝返っていないのでジャックに博士が逃亡することを告げますが!!!!!! が!!!!!!
博士にもFBIにバレていることを連絡するんですよ!!!!!!
は~~~ヤバイ!!!
ジャックとアラーナと博士の乱闘があった後、博士の家へ訪れると死んだ筈のアビゲイルが。
からのウィル、博士に刺さる。
このシーンめちゃくちゃエロいんですよ。完全に行為の比喩。
「私は君に全てを見せたのに」って博士傷つきながらもめっちゃおこ。不謹慎だけど笑ってしまいました。ウィルが刺されてなかったから、完全に痴話喧嘩。
そして、ウィルが何よりも心を砕いていたアビゲイルを目の前で殺す博士。愛が重い。
ウィル瀕死。博士逃亡で一旦終了。
友情が愛に変わったのがS2のテーマだと私は思います。
…なんかおかしい。


事実上打ち切りのS3なんですけど、もう全体的に何を言ったわからないほど凄い。
公式で博士とウィルは「夫婦」。
うわ~言っちゃった。
やっと博士と会えたと思ったら「例え君とこれからずっと共に過ごすことになったとしても、この時を忘れない」。
はっはかせ~~。プロポーズは前したじゃん~~。これはもう愛を囁いている。ウィルヒロイン…。
からの~「僕もあの時、あなたと一緒に行きたかった」とウィルからの発言。
ヒロイン…うぃ、うぃる…。
良かったね!!!
両思いだよ、博士!!
すったもんだあって、ウィルのピンチを博士が救うんですけど…ウィルお姫様だっこされるんですよ。ひ、ひろいん;;
公式が凄い…。
ウィルを助けたものの完全に拒否されてしまった博士はウィルの家から去ると思ったら~~FBIが来てから再度姿を現す博士、確保。

「どこに行けば私と合えるのか知っておいて欲しかった」

うわ~~愛が重すぎ。
ウィルに拒否られたからって、無理やりウィルとの絆を作った博士ヤバイ…クッソめんどくさい。
これで平穏な日々…とはいかないんですよ。
幸せな家族を狙う殺人鬼が現れ、ウィルが駆り出されるんですけど奥さんと義理の息子がいるんです。これ、博士おこなやつじゃん。
ただ、感覚が戻らないので博士に会いに行くウィル。博士ウキウキ。しかも、刑務所生活エンジョイしてるのが博士らしくて笑えました。
ウィルに家庭が出来たことを察するも案外普通な博士。自分にも家庭があるから何とかしたいというウィルに「私の家族ではない」と言い切るのってウィルとは家族だけど、ウィルの家族は知らねーよってことですよね。と思ったら、ウィルの家族を殺人鬼に襲わせた~~。やると思った!!!
やっぱりおこなんじゃん!
しかも、博士にとってウィルは「焦がれるほどに思っていて、会うと満たされる存在」。それを聞いたウィルが「僕を愛している…?」と言うんですけど、いまさら気がついたのか…視聴者はS1EP1から気がついてましたよ。
博士のウィルに対する愛がモンスターになってから気がつくとかヒロインじゃん…。
ウィルに可愛くお願いされたら何でも言うこと来ちゃう博士。博士をお取りに殺人鬼を捕まえることにしたら、なんか博士と逃亡することになっちゃった~。
愛の逃避行。
冗談じゃなくて、まじです。
そして、2人初めての協同殺人。
個人的にケーキ入刀みたいな感覚で見てました。
まぁ、しかたがないよね!!!!!!
このシーンをそう観てしまうのはさ!!!!!!
ピークはここかな?と思って見ていたら、最後に最高の落とし穴。
し、心中しちゃった…。
ウィルがすげぇメス顔で博士の胸元に顔をうめて、崖から一緒に落ちるという…。
同人誌かよ?!?!!
もう、笑うしかないwww
解釈が凄く合う同人誌を読んだ気分です。


博士はウィルに同類になって欲しくて、ウィルは解放されたかった。最後にはそれぞれの思いが成就したけど、ウィルの良心によって「葬る」ほかなかった。
メリバだけど、2人からしたらハッピーエンドっていうのがまた最高でした。


くっっっっっそ最高でした!!!
続編待ってます!!!!!!

シャーロック 最後の問題 ※追記

※ネタバレあり

この前に書いた記事も、そうとう抑えたんですよ?
書きたいことはあるけど、これ以上だらだら書くのは良くないから止めておこうって…。
でも結局、書き足りなかったんで書きます。

まず、モリアーティについて。
モリアーティが登場した際にかかっていた曲が、Queenの「I Want To Break Free」だったんですよ。邦題だと「自由への旅立ち」。
好き放題に生きているであろうモリアーティに「自由」って意外だなとか思っていたんですけど、これって「生きることから解放されたい」ってことなんじゃないかと感じました。
生きることに対して関心がなかったですし、この曲がモリアーティ再登場にかかったのは実際にモリアーティは「生きることから解放された」からじゃないかな~~と思いました。
他に、気になったのは「僕の部下気に入った? 彼、こう見えてスタミナがないんだ。終わったあと優しくないんだ」と言う台詞なんですけど…。
もしかして、この部下の人とジムモリ肉体関係ある?? 部下全員と関係ある??
は~~~~やばい。
私の頭はポンコツなんでそこのとこはわかりませんが、私にはそう捉えることが出来ました。
なら、何故その台詞が必要だったのか。
ユーラスも同性と関係持っちゃったらしいので、ユーラスとモリアーティは似ていると伝えたかったのかなと思いました。
あとモリアーティに弟がいたとか驚きなんですけど。

「彼の弟さん駅長で、羨んでたって知ってた?」

知らなかった!!!!!!
知らなかったよ!!!!!!
ユーラス、待って…待って欲しい…。
弟???
おとうと???
は??? おとうと…。
んんんんんんんんんんんん、公式…こうしき…。
どう足掻いても一人っ子オーラしかないのに、お兄ちゃんだったの?? しかも弟は「駅長」で、
羨んでいた???
えっ~~~しんどい。しんど過ぎる…。
寧ろ弟、馬鹿にしてそうなのに…羨ましかったんだ。
「普通」の人生を歩んでいる弟が羨ましかった…は~~~~もう何を言っていいのかわからない。
頭抱える。
最後の最後にでかい爆弾落とされた気分です。
私、本当にジムモリ大好きだな~~。
大好きなんですよ~~。
わ~~~~もう本当に好き。

次にマイクロフトについて。
お兄ちゃん!!!!!! 不器用過ぎ!!!!!!
家族のことをとても大切に思っているが故に、恨まれ役になってしまうとか。胸が苦しい。
しかも、マイクロフトは自分の役割に納得しているのがね…。
涙出てきそう…。
自分が憎まれ役になって死のうとしたところは、かなりヤバかったです。
シャーロックには鬱陶しがられ、両親にはユーラスについて怒鳴られ、ユーラスには恨まれていた。
マイクロフトはみんなの最良を考えた結果なのに。
頭がいいが故に、自己完結しちゃうから独り善がりみたいになってしまうのかなと思いました。
いや~~それでもマイクロフトは家族が大切なんですよ…大好きなんですよ…。
「長男」としての役割を必死に果たそうとしている。健気じゃん。マイクロフト健気。
ジョンには「自業自得」って言われてたけど…確かにそうだけど…。
頭いいんだから、もっと他にやりようがあったと思うのに…不器用過ぎでしょマイクロフト。
最終的には分かり合えて良かったです。

本当にあふれるこの思いをどうしたらいいんですかね?

シャーロック 最後の問題

※ネタバレあり

な、なにから書くべきですか。
もう感極まって書くことすら、ないような気がします。
体感的には、3時間越えの映画を観たような気持ちです。
情報過多過ぎて…書きますけどね、書きますけど。
本当に無理…。

最初からマイクロフトが死にそうな雰囲気があって、ビクビクしました。フラグ立ってたので死ななくて良かったです。
マイクロフトが過去の家族の写真を見て笑ったのが結構意外でした。マイクロフトはシャーロックを「家族としての義務」から庇護の対象としていると思っていたので、写真を見て自然と笑みが零れるマイクロフトの姿から「家族としての愛」であったことに感動してしまいました。
お兄ちゃん、分かり難いよ~~。

そして、ベーカー街221Bが爆発!!!!!!
爆発がCGじゃないの最高!!!
は~~のっけから飛ばしますね。
分かんないけど、私泣きそうでした。
なんか、「シャーロックだ!!!」って感じがしたので。
爆発からの、海賊!!!!!!
んんんんんんんんんんんん、シャーロック、夢叶ったじゃん…良かったねと的外れなことを言ったのは私です。
ユーラスが幽閉されている場所の名前が「シェイリンフォード」であることに、皮肉を感じました。私は「シェイリンフォード」を「未完成」という意味が含まれているんじゃないかと思っている人間なので、人として超越してまったユーラスが「未完成」の場所にいるのは皮肉がきいているなと思いました。
お兄ちゃんの変装やジョンの冴えてる勘も最高でした。
ユーラスのサイコパスって感じも凄くて息を飲みました。

でもね、でも。
私の中で最高にハイだったのは「ジェームズ・モリアーティ」の再登場でした!!!!!!

ヘリコプターで登場!!!

決めポーズ!!!

BGM!!!

「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
最高だよ!!!
お前が一番輝いているよ!!!」

わたし!!! 大歓喜!!!!!!
彼が死んでいることには変わりないのですが、モリアーティも関与しているという事実に…感謝しかない。
シャーロックの「最大の敵」はあくまでも「ジェームズ・モリアーティ」ですから!!!
今回の事件が、ユーラスとモリアーティの共同というのが堪らなかったです。5分の密会で、これだけシャーロックを苦しめることが出来るモリアーティ最高かよ…。
ここで、ユーラスは「人を再プログラム」することが出来ると考えるとモリアーティも再プログラムされていた?と思ってしまったんですが、ユーラスと会う前から「生きることに関心がない」、「自分の死が起爆剤になるのならなおさら」と知り安堵。
ユーラスと会っていても、モリアーティのシャーロックを陥れる計画は変わりなかったんだと思いました。良かった~~。
モリアーティには「最高の悪役」でいて欲しい人間なので、本当にそこは譲れないです。

「人に影響されるなんて…モリアーティじゃない!!!」

くっっっっそめんどくさいファンですね。拗らせ過ぎです。
でも、私が一番好きなのはシャーロックですよ!!!

流石に「あかひげ」がシャーロックの「ともだち」であることには驚きました。過去に「あかひげ」のことを書いたことがあるんですが、検討違いの解釈。やはり殴るべきでしょう自分を!!!
そもそも「最後の問題」というタイトルが提示しているのは、「ユーラスの存在」ではなくシャーロックがいかにして「シャーロック・ホームズ」になったのかということ言っているのだと思いました。
勝手な解釈ですが、「あかひげ」の時に「ウィリアム」が死んで、「シャーロック・ホームズ」が誕生したんだなと思います。
そう考えると友の死で「機械」にされてしまったシャーロックが、ジョンと出会うことで「人」になるの凄くないですか???
凄い…泣ける…。
この流れから、シャーロックがとても感受性豊かで繊細だったということがわかり、本当に胸が苦しい。
「感情を切り離して物事を考える…そうしないと感情に飲まれてしまうから…飲まれやすいから…」
は~~~~~~~~。
ユーラスはサイコパス。シャーロックはソシオパス。わ~~ソシオパスがここで効いてくるのはズルいですね。
拝むしかない!!!
EP3のシャーロックは人間身あふれていましたからね!!!

最終的には「誰かに見つけて欲しい」というユーラスにしかわかり得ない思いが起こした事件でした。みんなが馬鹿に見えて、みんなに自分は見えていないように思えてた。
一歩間違えれば、シャーロックだってそうなっていたかと考えるとやばさが際立ちますね。シャーロックには「ジョン」という理解者がいた。ジョン以外にもハドソンさんメアリー、モリー、マイクロフト、グレッグ、アイリーンがいた。シャーロック愛され過ぎ。
たくさんの人の愛を貰ったシャーロックが、今度はユーラスに愛を注ぐ展開は全シーズンを通したひとつの集大成だと思いました。

──メアリーが僕の命に価値を与えてくれた

多分、ここにも触れているような気がします。だって、ユーラスを救えたのはシャーロックしかいないんですから。

最後は泣きました。
だって、あの締め方はズルいでしょう。メアリーの語りで締めるとか泣く以外の選択がない。
ユーラスに愛を注ぎ、家族の愛を繋ぎ、221Bを綺麗にし、事件を解決しながら、ロージーを育て、様々の人と触れ合っていく。
なに、これ。大団円以外の何ものでもないでしょ。
メアリーの語りも最高でした。

「 私の知る、もっとも善良で賢い男たち。私のベイカーストリートボーイズ。シャーロック・ホームズとドクターワトソン 」

そして、ならんで走る2人。

合掌!!! 合掌!!! 合掌!!!
これ、視聴者にも言っていますよね。
「伝説は終わらない。2人は変わらず、そこにいてずっと事件を解決している」ってことですよね。
本当に痺れる。
終わり方もいつまた始まってもおかしくない感じでしたし、ワンチャンあると私は思っています。

いや~~でも、私は人間身がないシャーロックも大好きでしたから中間くらいでいて欲しいですね。
モリアーティは納得しないであろう終わり方でしたが、私は本当に満足しています。

原作「シャーロック・ホームズ」が読め、「シャーロック」が観れたこの時代に感謝しかない。
長い間、私を楽しませてくれてありがとう御座いました。
シャーロックは確かに生きていた…生きていた…号泣。
シャーロックに関わる全ての人たちに感謝。

本当に、本当に素敵な作品を作って頂きありがとう御座いました。

シャーロック 臥せる探偵

※ネタバレあり

前回「六つのサッチャー」について感想を書いていたときの自分を殴りたい。
先生方が、意味のないことなんてするわけないじゃん!!!!!!
私、馬鹿なんじゃないの??
完全に先生方に踊らされてるじゃん。
拝み倒します。
ありがたや!!!!!!
ありがたや!!!!!!
感想書きます~~。

もう、のっけからシャーロックが痛々しくて泣きそうでした。まぁ、ヤクやってたところで「は~~シャーロック・ホームズ」ってなりましたけど。
今回は、特にハドソン夫人がめっちゃめっちゃ輝いていて笑っちゃいました。シャーロックに銃を突きつけ手錠で拘束し、車のトランクに入れられるのはハドソン夫人しかいない!!!
夫人、カタギじゃないですね~もう、最高かよ。
カーテクニックもカッコ良すぎでした。やっぱり、シャーロックの周りにいる人は変わっていて尚且つ、シャーロックのことを理解してないと駄目なんですね。
ハドソン夫人はシャーロックを「感情的」だと思っていると知り…わたしは…わたしは…。
んんんんんんんんんんんん、泣くしかない。

脳内のメアリーと会話するジョンの時に「イマジナリーメアリーだ」とか思ってごめんなさい。
確かにそこに存在し、ジョンに的確な指示を与えているから生きているように見える出演がしんどかったですね。
ジョンだけのことではなく、シャーロックのことも心配しているのが…またね。

最初から半ばにかけて、「真実はどれなのか」と思っていたら全部真実!!!!!!
本当に吐きそう…感動で震える。
メアリーはジョンのことも、シャーロックのこともわかった上で「地獄に落ちろ」と言ったんですね…本当に前回の自分を殴りたい。許して下さい。私は、浅はかだったんです。
もう、メアリーには適いません。
「きっかけ」を作ったメアリーは本当にいい女。調子いいな、私。
ジョンはわかっていた。シャーロックのせいじゃないことも。自分に負い目があることも。それをシャーロックに話したことで、「現実」として受け入れることが出来たんですね。
「シャーロック」に告げることがジョンにとっての良薬だった。
ジョンに寄り添うシャーロックが優しくて、優しくて…。
やっぱり、人間らしくなったよシャーロック。
ここで特にやばいのはシャーロックが「僕たちは人間にすぎないのか」って言ってあと、ジョンが「君が」って訂正するんですけどシャーロックが「君が」って更に訂正するんですよ。
ここ!!!!!!
ここかなり、やばくないですか???
ジョンがシャーロックを「特別視」していたのは一目瞭然なんですけど、それを上回る形でシャーロックはジョンを「特別視」していたんですよ。
自分が変わっていることを理解した上で、自分の隣にいてくれるジョンにシャーロックは心の底から感謝していて、尊い存在だと思っているんですよ~~もうやめてくれ~~。
ジョンはシャーロックを「ヒーロー」として見ていて、シャーロックはジョンを「聖人君子」だとして見ている。
やばい…やばい…。
わたしは一体なにをみているんだ…。
この時なんか胸が凄く痛かった。
シャーロックもジョンも、出会った瞬間からお互いに救われていたのか。ジョンはシャーロックを「奇跡」だと、シャーロックはジョンを「奇跡」だと思っている。
うわ~~~~。
泣くしかないよ…泣くしかない。

もう、ここだけでお腹いっぱい胸いっぱい。チラつくシェイリンフォードは敢えて気にしないで、ジムモリも最大の敵ってことで大団円にしとこうぜ、とか思っていたら爆弾投下!!!!!!

先生方!!!!!!
せんせいがた!!!!!!
神か?!?!?!

最初から伏せんが散りばめられていた。伏せんが…伏せんが。
やっぱり、ジョンの浮気には理由が合った…。でもさ、「シェイリンフォード」が女性だとは思わなかったよ!!!
てっきり、「シェイリンフォード」=「シャーロックホームズになれなかった」=「未完成な探偵」=「弟」だと思っていたので…素人の推理とはなんと浅はか。しかも、ジェームズ・モリアーティと繋がりがあるぽい!!!!!!
ジムモリとですよ!!!!!!
最終回にして、ジムモリ登場とか本当にわたし大歓喜なんですけど!!!!!
S1EP1もジムモリで始まったんですから、最終回もジムモリで閉めて欲しいと思っていたので…わたしかんき、ころんびあ…。

けれど、疑問は残るばかり。そもそも、実の兄弟ならなんで「あの」シャーロックが見抜けなかったのか? マイクロフトの監視は? と思うところはありますが、先生方はそんな視聴者の疑問をとんでもない展開で解決してくれるのでしょうね。

他にも書きたいことはやまほどあるんですけど、支離滅裂になりそうなのでここまでにしておきます。ビックリマーク多様し過ぎでやばい…。

来週でシャーロックが事実上の終わりを告げるとか、これから何を生きがいにしたらいいのか本当にわからないんですけど?
わからないんですけど、来週楽しみにしています。

最後に。全シリーズ通してジムモリの手の平で踊らされていたとかなら震える。というか泣く。

本当に素晴らしかったです。
面白い作品をありがとう御座いました。

シャーロック 六つのサッチャー

※ネタバレあり

シャーロックS4が始まりました。本当に待ってました!!!
今シーズンが一応ラストということで、気合いを入れて観たんですよ。観たんですよ…。
感想…かんそう書きます。

まず、観終えた時の第一声は「はっ?!?!?!」です。
だって、そうでしょう。モリアーティの謎、メアリーの出産、犬も出てきて「シャーロックが始まったぞ~」とか思っていたのにあの結末。視聴前の自分を殴りたい。
「もっと腹くくって観ろよ!!!!!!」
んんんんんんんんんんんん、だってラストシーズンなら誰もが大団円って思うじゃないですか。これ、絶対大団円にならないやつ…。
のっけから、モリアーティの臭いを漂わせて起きながらメアリーが落ちなのは驚きました。原作でもジョンとメアリーは「悲しい別れ」と書かれているし流れとしては仕方がないことだと思うけど、これラストシーズンでやらなくても良くないって感じです。
「なんで殺したし…」って気持ちが凄く強いです。
あとジョンが浮気をするシーンは必要だったのか。女好きではあるけれど、そこまではっきり描写しなくても良くないって感じです。
そして何より、ジョン!!!!!! ジョン!!!!!!
シャーロックに対するジョンの怒りは個人的に八つ当たりのような気がするの…。
私、シャーロック好きなのでこれからメアリー、ジョンに酷いこと言います。

確かにシャーロックは何があっても3人を守ると誓ったけど、父親が頑張れよ。何、他人に父親の責任以上のものを押しつけてるだよって思いました。シャーロックが3人のことが大好きだからって夫婦そろっておんぶに抱っこはないでしょ。
メアリーが「凄腕スパイ」なら報復にいつ合ったっておかしくないし、多くの人を殺しておいて「平凡な幸せ」って無理があるでしょ。他者の「幸せ」を奪っておいて自分は「平凡」を望むとか。
無理過ぎ。
しかもメアリーを守る為にシャーロックは人を殺しているんですよ??? もう十分過ぎるくらい「約束」を果たしているわけですが、それは…。
それじゃ駄目なんですかね。
ジョンだって、浮気してたわけだし。別にジョンに聖人君子を求めているわけではないですけど、いますべきことはそうじゃなくない?って思いました。
大切な人が目の前で亡くなって正常でいられるわけがないので、ジョンの怒りもわかりますが…メアリーの死後「シャーロック以外なら頼る」とか。
ジョン…お前ってやつは、お前ってやつは…。
しかも!!!!!!
死してなお、メアリーはシャーロックを縛るのか。もうそれは、お願いでも約束でもなく「呪い」だよ。
シャーロックも相手を煽ってしまった罪は重いですが、あれはメアリーから銃を自分に向けされるように仕組んだわけだしとか…贔屓目ですかね。
でも!!!!!!
今回のエピソードで誰よりも働き、誰よりも人に心を砕いていたのはシャーロックだと私は思います。
シャーロックを人間にしたのはジョンなのに、いつの間にかシャーロックの方が誰よりも人間らしくなってしまっていたとか。しんど過ぎでしょう…。

私、昔のノートに「早くシャーロックが世の中の一部になってしまえばいい」って書いていたんですよ。「特別の存在」ではなく、「シャーロック」として在って欲しいって。そうしたら、ライヘンバッハヒーローみたいなことにはならないと思ったんです。あれは、モリアーティが「大衆」を利用したはなしでしたから。
でも、今回のエピソードでシャーロックを誰よりも特別視していたのはジョンだったんだなって思いました。ジョンはシャーロックと対等でありながら、心のどこがでシャーロックを「ヒーロー」としていたのでは? ヒーローは人を救えて当たり前。ならシャーロックだって、メアリーを救えて当たり前なんじゃないのかって思っていたように感じます。だから、あの怒りは「正義のヒーローに裏切られたときの怒り…?」とか考えたら涙が止まりません。
いや、でも、メアリーがモリアーティ絡みのけんで死んでしまうのならそれはそれで流れとしてはありかなって思ったんですけど、これは完全にメアリーが生きてきた結果に訪れたことで。
メアリーはスパイとして人を殺してきた行いに、シャーロックは人の気持ちを無視してきた行いに、ジョンは浮気してしまった行いに。みんな自分の行いの結末、首を絞められてはいるのでは?と思いました。

これ以上語ると、人の意見を自分の意見として語ってしまいそうなので止めておきます。

前半でメアリーやジョンに対しいろいろ言ってますが、2人とも大好きですからね。ただ、あまりにも物語の展開のショックが大きすぎて…。ごめんなさい。
愛情の裏返しです。

今回のエピソードは結末に向けての伏せんであることを祈ります。
でも、大団円はないんでしょ?
知ってる…だいじょうぶ、だいじょうぶ。
残るは、「モリアーティの存在」と「シャーロック自身について」の謎ですかね。
「臥せる探偵」とかしんど過ぎなタイトルですけど…来週はもっと気合いを入れて観ます。

何やかんや言って、本当に面白かったのは確かです!!!